由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

深沢七郎の《盆栽老人とその周辺》を読む。書評を野坂昭如と武田泰淳が書いている。悪いことは書いてないのは当り前で、矢張り深沢七郎のキャラクターやら此れまでのスタイルへの賛辞がその中心にあり、此の作品の不出来な部分には触れない。触れてもあまり意味がない―と云うことなのかもしれない。

 皇紀弐阡六百八拾壱年壱月壱拾九日

 七時四拾五分起床。ヨガモドキ。

《おんなキャビンクルー【美畜図鑑】》執筆。 此方、青空が望める。室内は暖かい。

 昼前ヨガもどき。暖かい素麺を頂く。

 マウスのノートを起動しているが、懸案のデスクトップを彼是と試して、フリーズの原因を調べていく。SDDとHDDの老朽化と云うことも考えられるし、其れを換装することで改善されるだろう―つうことで、色ゝと調べるが、皆ウィンドウズの遣り方ばかりで、リナックスの情報は乏しい。

 太陽が照っている間に買物。まずは自然食品の店で野菜や珈琲等をゲット。続いて、あちこちへよって、ナチュラルミネラルウォーターやら日用品をゲット。最期に昨年夏から世話になっている酒屋へ。もう無くなりかけていた無農薬玄米を五キロ。今日はワケー息子さんが店番に。序にオーガニック系のおすすめワインなんぞもゲット。

 戻ってから、再びデスクトップのディスクの状態をチェック。そのソフトがようやく見つかる。インストール後、一つずつチェック。

四つのHDDは問題ないと出る。つーことは矢張りSSDなのかな。もう少し調べないとな。HDDをアマゾンで買う気でいたけど、アブねー。

 で、久しぶりに起動した自作のデスクトップが、今日は実に快調に動いてるんだな、今のところだけども。

 昨日自宅から仕事場へと戻ったが、今回もフライトは快調なのにJR北海道が遅れた。

千歳から走り出したら、次の駅で止った。踏切の処で何やら調査しているらしい。二〇分遅れ。その後、快調に、と思いしや、再び止った。

 ウォークマンで音楽聴いてたら、車掌がやって来て何か云ってきた。あー、ノーマスクだからマスクしろって云ってんのかなー、と思ったら、この電車は此処までだから、降りて次の電車に、と云われる。あれー、で、次って何時来るの?と聴いたが、言葉が通じないのか、知らないのか、いずれにせよ、マニュアルにない質問に、彼から應えは貰えなかった。

 ホームはさみー。で、上の改札口で末。最初は一〇分遅れで、と云いながら、間もなく一五分遅れと云い出し、あー、またかーと思ってたらやって来た。

 結局、到着は一時間遅れ。そんなには疲れなかったが、此れも慣れかな。

 飛行機やJRの中で深沢七郎の《盆栽老人とその周辺》を読む。最初は随筆らしいのが、いつの間にか小説になり、主人公の《私》は当人に近いが、それが後半になるとまったく出てこない。

 此れは文藝春秋五〇周年記念の特別書下しのシリーズの一冊であるらしい。で、あとがきに随筆から小説へと変っていったことが、言訳でもないが書かれてある。

 此れ、もし深沢七郎がデビュー前だったら、ボツにされただろう。此の不完全な作品に、編集長は鼻も引っ掛けなかっただろう。

 作品自体は悪いとは思わないし、まー、それなり愉しめた。謂わば深沢七郎節が全開だし、ファンには面白く読めるはずである。

 書評を野坂昭如武田泰淳が書いている。悪いことは書いてないのは当り前で、矢張り深沢七郎のキャラクターやら此れまでのスタイルへの賛辞がその中心にあり、此の作品の不出来な部分には触れない。触れてもあまり意味がない―と云うことなのかもしれない。得なキャラクターである。既成の概念の外側にいると、つまり楽なのだ。肖ろうかな?

 本日も執筆出来たことに感謝

 惟神霊幸倍坐世

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