皇紀弐阡八百六拾弐年八月七日
六時四五分起床。ヨガ。
酵素玄米。なめこ生姜味噌汁。大根おろしちりめん。藁納豆。目玉焼き。昆布佃煮。
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昨日の昼に《美囚クロニクル【聖奴の十戒】》のチェックと原稿用紙への書写しを終了。
その後、久しぶりに別名義の原稿を再読してみる。出来が今ひとつと思っていたが、昨年の十一月に手を入れて、今読み返すと、全然いい。初稿が五年以上前だが、ちょうど由紀かほるから遠ざかっていた時期に当る。
あの頃、他にも何本も書いているのだが、何れも再読に耐える出来となっている。抑、何故あれほどモチーフが泛んだのか?不明のまま。
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昼前ヨガ。久しぶりに《ダブリン市民》の巻頭作品を読んでみる。
彼是と考えているうちに、眠くなって、ベッドに横になる。ウトウトしかけた処で、ふとジョイスから別の作品の記憶が甦る。あれは―そうか、ヘミングウェイだった。
かつてジョイスの短編もヘミングウェイの短編も原書で読もうとしたことがあった。読めたのは其の一部だったが、貴重な体験だった。
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昨日、焼き肉用に買った鶏レバーが残っていたので、久しぶりにボローニャソースをを造ろうかと。ちょうど執筆も一段落したことだし。で、買物へ。メガ盛りなんつう牛豚ひき肉八〇〇グラム、九八〇円なんてのを買込む。セロリ。無添加ミルク。バター。
レシピの倍の量造るから、圧力鍋ひとつでは足らない。
このソースを造ってから三〇年は経つが、失敗はほぼなし。まー、誰でも出来るちゃあ、出来る。他所で頂くものは、鶏レバーやセロリなんぞは入っていないので、あゝ云うのはボローニャソースと呼んではイケないそうだ。
此方にしては暑い。仕事部屋は涼しい。が、厨房は暑い。已むなく除湿のエアコンを稼働。其れでも、ガスコンロの前では汗が。途中、白ワイン二カップを入れるのだが、冷蔵庫にあるワインでは足らないので、ワインセラーから安めのスペインワインを出して加える。序にキッチンドリンク。
水分を二つの鍋で跳ばしている間、ファイヤーHDでヘミングウェイなんぞを読む。
二時間ほどでほぼ出来上がる。後は一時間半ほど寝かせ、クリームと残りのバターを投入して完成。
其の間に風呂に入り、扨、ビールでも飲んで、相棒を待つかな。
本日も執筆出来たことに感謝。
惟神霊幸倍坐世
最新作《おんなキャビンクルー【魔婬】Fourth Stage》