由紀かほる「憂国記」

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マヌケな政府が一日一〇〇万回のショットを行うとか。其れで国民の健康と命を― 死にたくなけりゃ、逃げろ。拒否しろ。そしてマスクを外せ―

 皇紀弐阡八百六拾弐年九月七日

 七時起床。ヨガ。

 酵素玄米。大根菜っ葉生姜味噌汁。藁納豆、大葉、長葱、卵。塩ほっけ。茄子浅漬。

《美囚クロニクル【聖奴の十戒】》リライトを勧める。最初の濡場。オリジナルはやや硬い。展開を早くしようとしたのかもしれないが、今読めば物足らない。よって、一つ一つの濡場を夫ゝ、読み応えのあるものにリライトしていく。

 実家で自炊したイプセン戯曲集の《青年同盟》を読む。イプセンはちょっと前に読んだ際に、大いに共感するものがあって、再読だが、本作が其れではない。再読だろうと思うが、ほぼ忘れている。出来としては、最後の大円団に向かう処は流石。

 もう本を買うことはほとんどなくなった。自宅にある書庫を自炊で整理し、未読の本やら再読する本が、生きている間に読みきれないほどある。

 今回、ヘンリー・ミラーを自炊した―以前、此処にも書いた通り。短篇集《愛と笑いの夜》を久しぶりに読んでからの流れである。本棚にはもっとあると思ったが、数冊しか残っていなかった。気になって、ネット等を検索すると、新しい全集、いや、選集になるのか―ナカナカの高額で出ているのを知った。

 古いお馴染みの新潮社の全集等も、散見される。ヤプーオクなんかにも見つかった。ちょいと心が動いた。かなり汚い状態の全集である。価格が6500円ほどで、送料が1500円ほど掛る。

 ハッキリ云って、此れはほとんど塵芥の類に近い。シミ、ヤケ、ページ折れ―以前なら、見向きもしなかったろう。が、自炊なら其れも関係ない。月報は不揃いだが、送料込み8000円なら、悪くはないだろう―しかも、日によって200円引きなんつうのもあって、その時を狙って買ってみようか―等とちょっと悩む。

 其れに、自炊するからいいようなものの、あんな汚い不潔なものを送料1500円出して、何故買わなければならないのか―と云う気持ちが湧いてきた。

 アレが売れ残っているのも、自炊ではなく、紙の本として読もうと云う人でも、流石に手が伸びないほど汚いからだろう。

 とは云え、未読の作品には尚興味がある。

 唯、買っても果たして全巻読むだろうか―ミラーにちょいと心酔しかけたのは、未だワケー頃。今、読み直してどうか。

 と云う訳で、先日自炊した《南回帰線》をチラチラと読み出した。最初に読んだのは弐拾代。新潮文庫だったか―例のオレンヂの。

其の前に読んだ《北回帰線》が気に入ったからだろう。既に評価は決っていて、文学的には《南》が上と云うことになっている。ま、そんなことはどうでも宜しい。

 読み出して、おや?と思ったのは、翻訳である。今回は講談社の世界文学全集の中の一冊。訳者は河野一郎。あれ?確か、新潮の方は―と思って調べてみたら、大久保康雄である。

 以下、批評ではなく個人的な感想。

 特に違和感はないものの、漢字とひらがなの使い分けの基準が、今ひとつ判らない。不必要なところで、ひらがなを使っているが、此れは原文の雰囲気を出そうとして、敢えてそうしたのか―ちょっと引っ掛る。重ねて云うが、飽くまで印象であって、此れが良くないと云うのではない。

 となると、もう一度大久保康雄訳を読んでみようか―と云う気持ちになって、どうれ一つ全集をゲットすっかな―と思った。其の間、ネットで彼是と検索していると、ヤプー以外の別のサイトでも全集が出品されているのを発見。状態は諒かに此方がよい。しかも、送料込でヤプーより安い。買えっつうことかなー

 快晴。颱風一過のせいか気温が上る。久しぶりに以前棲んでいた街までドライブして、天狗山の猿田彦神社に参拝。要らないBGMが雰囲気を―

 未だノーマスクは一割程度か。此の暑さの中、唯の我慢大会としか思われないが。マヌケな政府が一日一〇〇万回のショットを行うとか。余ったヴァクシンを買わされたのか。其れで国民の健康と命を―

 死にたくなけりゃ、逃げろ。拒否しろ。そしてマスクを外せ―

 一昨日、市場で買った秋サケ。イクラが目当てだが、やや小ぶりで400gと少量。が、身は真っ赤で市場の兄さんも驚きのクオリティ。其の日は鮭フライ、タルタルソース。此の時期の牝でこれだけの味は、滅多にない。

 昨日はイクラの醤油漬け。此の時期は皮が柔らかいので、有難い。

 今日は鮭の身を細く切り、塩と胡椒、片栗を漬けて揚げる予定。

 先ほど寄った自然食品の店で、無農薬の南瓜をゲット。其れも一緒に素揚げで頂こう。

 今日もノーマスクに乾杯。

 本日も執筆出来たことに感謝。

 惟神霊幸倍坐世

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