下校途中の小学生たちとすれ違ったが、皆、マスクマスクマスク。外せよ、と云ってやりたいが、通報されたら面倒だから辞めた

　七時起床。ヨガもどき。

　玄米、味噌汁、漬物。手羽大根等を頂く。

　あっちの扉の《新作》と云うより、隠居時代に書いた作品の推敲を続ける。

　一四〇枚ほどだが、スラスラと最後まで進んでしまった。ほぼ手直しする処がないのが不思議だ。此れで完璧とは云わない。もう一度、精査するだろうが、大筋ではほぼ変らないだろう。

★

　昼前ヨガもどき。

　昨日残した細い饂飩を手羽大根の中に入れて頂く。

　次の《新作》を、隠居時代に書いた中から探ってみる。

　一本、見つかる。モノになるかどうか、未だ判らない。数日、考えてみるか。

★

　二度ほど出掛けて、いずれも定休日だった、実家にある自然食品のチェーン店まで、散歩がてらに出掛ける。

　今日もマスクでジョギングしている人間を見つける。未だ、若い。自分が何をしているのか判らない人は、運動をやっても多分モノにはならないだろう―

　と勝手に想像する。

　さらに下校途中の小学生たちとすれ違ったが、皆、マスクマスクマスク。

　外せよ、と云ってやりたいが、通報されたら面倒だから辞めた。病気になったら、親と教師を恨め。ヴァクシン打って、さらに非道くなったら、ヤリカエセ。

　すれ違うオバアサンが、突如声を掛けてきた。

　お、ついに来たなあ。

「マスク着けなさいね」

　と云われて場合の應えはいくつもあるが、どれにしようか、と一瞬考えたら、

「あの、家を出る時、時間を見なかったので、今何時か判るかしら」

　と訊ねられました、とさ。

★

　坂道をダラダラと昇り、二〇分ほど掛けて到着。営業していた。

　ほぼ予想通り、ナカナカ冴えない品揃えである。実家の支店とは大分違う。ま、人口に比例しているから、此れが精一杯か。

　一応野菜などがある。果物も少しある。

　今日は鶏団子鍋なので、牛蒡、舞茸、春菊があったのでゲット。

　何故かお茶だけは揃っている。一応、コーヒー豆も買ってみた。

　ブラブラと帰る。

　推敲を続ける。

　鶏団子鍋を造ってみる。昨日の鶏ガラスープも使う。文句なし、だろう。

　本日も執筆出来たことに感謝。

　惟神霊幸倍坐世

由紀かほる「憂国記」