由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

《ファン・ゴッホ書簡集 Ⅱ》愈、素描時代から水彩画へと手を廣げる炎の画家―社会不適合者、創作への情熱等ゝ、其のジャンルや質は異なれど、非道く身近に実感される手紙である

 皇紀弐阡八百六拾参年四月弐拾七日

 五時半起床。ヨガ。 

《ペイルブルーに染まって Ⅲ》引続き執筆―移動中の車のシーンから、テレビ局内でのシーンへ―

《ファン・ゴッホ書簡集 Ⅱ》愈、素描時代から水彩画へと手を廣げる炎の画家―相変わらず、生活は極貧―しかも、ケーに振られた後に、今度は子連れで妊娠中の女の面倒を見始める―周囲からの冷ややかな眼差し―其れがより一層ゴッホを意地にさせたのだろふか―其の女との繋りも、ケーとの失恋の反動と云ふことになるのだろふ―そして、ついに自らも精神的な疾患により入院―暫く絵筆(素描)すら握れない日ゝが続く―いや、其れが却って、絵画への已み難い情熱を再認識させることに―そして、ようやく水彩に取り掛ることで、新たな領域へと踏出す―当人は活き活きとするものの、其の結果は―

 社会不適合者、創作への情熱等ゝ、其のジャンルや質は異なれど、非道く身近に実感される手紙である―

 本日、予報通り気温が上昇―書斎の窓も今年初めて開けて執筆―午後は散歩がてらに、此方も今年初めての夏紬で買物へ―昨年の五月、壱拾月にお伊勢参りに行ったときに着ていた長着である―壱拾月の際には、近鉄の中で珈琲を襟に零し―既に書いたので、詳細は省略―

 名古屋の呉服屋で、クリーニングとほつれの補修、さらに着丈を壱センチ短くして貰った―と云ふ、曰く付きの長着だけに、外を歩きながら、彼是と脳裡を過ぎる―来月、今年初めてのお伊勢参り、矢張り此の長着が活躍しそうである―

 本日も執筆出来たことに感謝

 惟神霊幸倍坐世

 最新作&既刊は此方から👇