皇紀弐阡八百六拾参年壱拾弐月四日
六時四拾五分起床。ヨガ。
別名義の新作を引き続き執筆―凡その形は見えているが、果たして其の通りに行くかどうかは不明である―
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日曜日、巫さまの処からの帰り、大手の百貨店の食品売り場に立ち寄る―日曜だから、未だ混雑は非道くはない―そんな中、眼の前を和装の男子が通り過ぎる―ほう、珍しい―デニムの長着に羽織である、此方はお召だったが、シルエットの大きな《レインチョ》を羽織っていたので、気づいたかどうか―歳の頃、参拾代後半か、色黒で肚が突き出ている―其れはどうでもいい、が、長着の前がはだけてしまっていて、膝から腿辺りまでが、歩く度に覘いてしまっていた―着物警察になるつもりは毛頭ないが、其れはちょっと、と苦笑混じりに頸を捻らずにはいられなかった―
何も着物だから、云ゝではない―譬え洋服であっても、着こなしと云ふものがあろふ―何を着るかではなく、何をどう着るかが問題なのだ―だらしないのはだらしないと気づくべし―まあ、ちょっと得意げな、あの不遜な表情を見たら、まず無理だろふけれど―此れは美意識の問題だよ、其処の兄さん―
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流石に北の國である、雪が燦ゝと―と云ふ訳で、今日は鶏団子鍋を頂く―
本日も執筆出来たことに感謝
惟神霊幸倍坐世
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