由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

いよいよ《美囚クロニクル【聖奴の十戒】》に着手する。本作はスナイパー誌に連載された。オリジナル版で一四〇〇枚超。恐らく、此の時点で最も長い作品だろう。其れがこのリライトによって、さらに長くなるだろう

 皇紀弐阡八百六拾弐年九月参日

 七時二〇分起床。ヨガ。

 酵素玄米。大根菜っ葉油揚げ生姜味噌汁。鮭。茶殻。藁納豆。大根下ろし縮緬

 別名義の新作を昨日、脱稿。未だ、手直しが必要だろうが、ひとまず終りにして、少し発酵するのを待って修正したい。

 となると、いよいよ《美囚クロニクル【聖奴の十戒】》に着手するときが来たか―

 現時点での構想を簡単に紹介しておくと、物語其のものはほぼオリジナルに従う。一部、不自然な点、誤った情報、時代の変化による情報はアップデートする。

 リライト版は主に濡場の大幅な書換えを予定。

 本作はスナイパー誌に連載された。一回が五〇枚ほどだったと思う(もう少し多かったかも)。当然ながら、毎月物語の進行と同時に濡場は必須である。其の兼合いは、嫌でも意識しない訳にはいかなかった。

 此れまでの電子書籍化でも諒かなように、既にそうした制約はなくなったと云ってよい。

 濡場を増やすことによって、或いは作品全体のバランスが崩れるかもしれない。それもしかし、謂わば紙の本での噺、と云えなくもない。

 元ゝ、此の作品はヴァイオレンス系でありながら、濡場が多い。逆に官能系でありながら、物語のスケールとディテールが必要以上に詳細に書き込まれている、と云う云い方も出来るのだ。つまり、どちらのジャンルからもはみ出した作品と云えるだろう。

 其れは、ことに電子書籍に関わってから、自らが目指した方向性でもあった。

 其の遣り方を此処でも貫いていきたい。であればこそのリライトの意味がある。

 オリジナル版で一四〇〇枚超。恐らく、此の時点で最も長い作品だろう。其れがこのリライトによって、さらに長くなるだろう。当然、時間とエネルギーが必要だ。今なら、未だ間に合うだろう。何分冊になるかは不明である。

 其の間に、別の作品を挟むこともあるかもしれない。取り敢えず、年内に第一巻を配信したい。

 本日、土曜日で、野菜市。彼是買込む。何時もの世話になっている女子二人を招いて、本日は手作りピザを頂く。今日届いた無要約農家のトマト。完熟だ。昼飯の最中に、2つばかり頂く。果物のような濃厚な味わい。此れは元気が出る。

 其れを二時間ほど煮込んで、煮詰めて、トマトソースにした。玉ねぎなし。オリーブオイルと無農薬大蒜のみ。まるでケッチャップみたいになった。後は生地だな―

 本日も執筆出来たことに感謝。

 惟神霊幸倍坐世

 最新作と既刊は此方から

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