由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

個人的には優先順位として、バンド活動はかなり下になってしまってから久しい。此のまま、彼が新たな物件を見つけられなければ、此方のバンド活動も愈々か―

 皇紀弐阡八百六拾弐壱拾弐月壱拾参日

 七時起床。ヨガ。

 酵素玄米。蕪生姜味噌汁。目玉焼き。鮭。昆布佃煮。長芋ほうれん草。大根おろし縮緬

《神々の沈黙》ようやく半分か。ほぼ結論が判っているだけに、其処までの実証の噺は然程面白みを感じない。こうした学術系では、それも仕方のないことなのだろう。

《令夫人・ザ・レイプ》何気に開いて、頭を手直ししてみる。目下、《女神たちの黄昏》をリライト中ではあるが、其の間に、読切の作品を入れてみようかと 

 理由は、《女神たちの黄昏》が後、第五、六幕辺りまでは続くだろう。となると、来年前半を掛りきりになる。道のりは長い。後半への下準備も兼ねて、間を置くのもいいかもしれない―と考えた次第。

 以前も書いた通り《令夫人》は何故か、電子書籍化されてない数少ないアップル・ノベルズの作品である。再読してみて、意外にも無駄がないので、配信迄は然程時間が掛からないのではないか。

 当然ながら、文章をもう一度推敲し、アップデートを行えば、尚、鑑賞に耐える作品に出来るだろう。

 今日は珍しく雨。気温が六℃、此の時期としては相当に高い。積った雪もかなり融けている。晴れ間が覘いてきたのを狙って、買物へ。夜は氷点下で、道路はテカテカに、完璧なアイスバーンとなるだろう。

 明後日は大雪だとか―

 バンドメンバーの店が立退きを求められている―と云う噂を小耳に挟む。すぐにメールで訊ねる。

 暫くして返事が来る。事実だそうだ。元ゝ、相場より安い家賃で借りていた物件。次の借り手が見つかるまで―と云う条件だった。

 が、裏通りの狭い袋小路にある二階である。まず見つからない―そう思っていた。実際、借りてから四年半が経過していた。街は一段と衰退しているし、近くの飲み屋街も寂れる一方だった。

 其れなのに、借り手が顕れた―実は裏事情があるのだが、其れは此処には書かない。

 兎に角、バンドの遊び場兼ライブスペースである店が無くなるのだ。立退きの期限は来年一月末日。

 其の前に、ゆっくりと飲みながら、ギターでも弾いて遊びませんか―とメールにあった。

 当人も寝耳に水だったろう。店内は大きな改装はしていないとは云え、ライブバーをやるとなれば、機材等ゝ、それなりに出費が嵩んだことだろう。其れは経験した者ではないと、よく判らないことでもある。

 移転先が見つかるかどうか―

 個人的には優先順位として、バンド活動はかなり下になってしまってから久しい。此のまま、彼が新たな物件を見つけられなければ、此方のバンド活動も愈々か―

 其れもまあ、仕方あるまい―と云う心境である。

 以前から頭に泛んでいたことではあるが、手元にあるギターやらアンプやらの機材を、何処でどう処分していくか―どうやら、そろそろ具体的に、本気で考えなくてはならない時が来たのかもしれない。

 本日も執筆出来たことに感謝。

 惟神霊幸倍坐世

 配信開始です《女神たちの黄昏(たそがれ)》第三幕。由紀かほるベスト・セレクション第21弾。