由紀かほる「憂国記」

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以前、東京からやって来た海上保安庁の上の人と噺をしたことがある。「実は東京の方が部屋の中は、夏も冬も気温が低くて、寒さを感じる」 と云ったら、すぐに納得してくれた

 皇紀弐阡八百六拾参年七月弐拾七日

 七時起床。ヨガ。

 スナップえんどう豆ご飯朝食。

 昨日、ダッチオーブンを庭で―今回は参人と云ふ少人数なので、炭の火起こしも担当―一応、コツをネットでお浚い―ちょいと手間取るが、間もなくいい感じで炭が燃えてきた―何時もより、短時間で焼き上る―野菜にも塩を振ったので、ジューシーに仕上る―

 気温は夕方には弐拾五℃と出ていたが、体感は違ふ―午前中から買出し等に動いたが、かなり暑かった―此方としては湿気も多い―七月上旬に帰省した際はいきなり参拾七℃の熱波に襲われたが、其れでも昨日今日と、非道い暑さを感じる―風があまりなく、湿気が多いせいか―

 外での飲み食いだから、気持ちよいはずが、寧ろ冷房の効いた部屋の方が、快適であった―六時前には、部屋の中へ避難する―

 基本、此方の建物は冬場、如何に暖かく過ごせるかと云ふ構造になっている―今の家も、リフォームした際に、各部屋、廊下、トイレ、脱衣場等にスチームを設置した―だから、冬場部屋の中で寒さを感じることはない―

 以前、東京からやって来た海上保安庁の上の人と噺をしたことがある。

「実は東京の方が部屋の中は、夏も冬も気温が低くて、寒さを感じる」

 と云ったら、すぐに納得してくれた―

 今日、やや身体がだるく感じるのも、屋外での飲食のせいではないか―

 ヘンリ・ミラー《サクサス》をダラダラと読む―舞台のアメリカの様子、出てくる人物のキャラクタア、また作品に用いられている手法―今となっては、何処と云って驚くものはない―だからと云って、もう読む価値がないかと云えば、そうではない―手法が古かろうが新しかろうが、其の原動力となったエネルギーを感じられれば、其れだけでも価値はあろふ―特に、ミラーのような作家の場合は、作品の中身よりも其の背後にあるミラー自身の存在を読み解くことの方が重要なのではあるまいか―

 四時過ぎ、少しは過ごし易くなったかと、散歩へ―蒸してる―

 以前、棲んでた街まで脚を伸ばす―どうやら明日から祭らしい。出店用のテントが張られている―昨年の花火大会では、あまりの人混みにウンザリだったので、今年は家で大人しくしていようかと―今年はさらに大掛かりになるとか、そしてホテルは既に満員だそうだ―イヤだな―

 本日も読書出来たことに感謝

 惟神霊幸倍坐世

 

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