由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

最新作《おんなデザイナー・セレナの婚礼》アマゾン・キンドル版、間もなく配信開始

 皇紀弐阡八百六拾参年七月日

 六時四拾五起床。ヨガ。

 酵素米朝食。

 昨日、早目の就寝で、今日は頗る頭がクリーンに―

 ミラー《サクセス》を引き続き読み進める―未だ半分ほどか―

 尚も暑さが続く―仙台から参拾年来の後輩が法事で帰省、今夜、食事に来ることに―此の暑さだ、矢張り鶏団子鍋なんぞが宜しいだろふ―

 先月、挙式を挙げた義理の姪っ子の両親が挨拶に来る―新婚旅行はスペインだったそうだ―其の飛行機代、一人壱百万円―愈ゝ、ヨーロッパの終焉が垣間見えると云ったら、陰謀論か―当人らも、今がギリギリだと自覚しており、だからこそ思い切っての旅行だったらしい―お土産にオリーブオイル等を頂く―

 気温上昇の中、電動アシスト自転車で買物―戻って、夜の料理の下拵え―水道の蛇口を開けたら、お湯が出て来た、東京なら日常であっても、此方ではナカナカにない―

《サクセス》処ゝで、おやっと云ふ、含蓄ある、若しくは詩的な文章に巡り合ふのだが、其れ以外の、つまりくり返し描写される此の主人公(ミラー)の女たちとのまぐわいの様子も、流石に食傷気味になる―かつては此れを肉食と草食の違ひ等と云ったものだが―此の底なしにだらしのない下半身が、ミラーの《巨人》の謂れであろふか―有色人種(日本人も含む)や、宗教への偏見、睥睨ぶりも或る意味咲えなくもない―今なら、槍玉に挙って出版差止めになるか、伏字に替えられよふ―

 2023年の世界の動静を見れば、奴等の支配の終焉を間近にして、感慨も深い―もう一度、甦って貰い、是非ミラーに見せて遣りたいとも思ふ―

 ちょいと郵便局へ向ふ―墨黒の単衣、白足袋に草履―すると、縁日の出店の近くで、浴衣姿のワケーカップルとすれ違ふ―すぐ傍にあるレンタル着物店で着替えたのか―裸足に下駄である―さらに郵便局では、白地に御馴染の柄の浴衣姿のオトコ、四拾前か―下着が透けて見えていた、そして着丈が踝から壱拾センチばかり短い―あゝ、ソレ、アレだよ、と独りごち―カップルもオトコも、祭が終ったら、来年までは着ないんだろふな―等と、着物歴七ヶ月のアシが云ふ―

 本日も無事に過ごせたことに感謝

 惟神霊幸倍坐世

 最新作、間もなく配信開始👇