皇紀弐阡八百六拾参年八月日
六時四拾五分起床。ヨガ。
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昨日で三日続けてのノンアルコール生活―特に変りは感じないが、強いて挙げれば夜、寝ている際、或は朝方近く、肚の辺りが楽である―將に休肝日であろふか―
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ヘンリー・ミラー《プレクサス》後半に入る―以前、指摘したように諒かに《サクセス》とはスタイルに違ひがあり、此方が正解だったのだろふ―どう伝えるかは大事ではあるが、頭でっかちな方法論と云ふのは、文学に限らず、音楽、美術に於いても本末転倒に陥るのが恒である―
翻訳には流石に時代が感じられるのは致し方あるまひ―譬えば原文では恐らく《shorts
》が、此の訳では《猿股》と書いて、横に《ショーツ》とふりがなが振ってある―
また、《ブルボン・ウィスキー》と出てくるが、此れは矢張り《バーボン》であろふ―
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此の背景となった時代から既に一世紀近くが経とうとしている―ミラーの筆は容赦なくニューヨークを中心とした都会への呪詛に満ちているが、今のニューヨークや大都会の、ホームレス、不法移民の群れ、ゴミだらけの都心部を見たら、どう思ふだろふ―此れは一つの時代、米国其のものの末期が近いことを象徴していよふ―勿論、ヨーロッパ諸国も―そして、其れを決して報道しない日本の大手メディアの腐敗と、支配構造も泛き彫にしているのだが―
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別名義の作品に少し加筆―未だ、未完ではあるが、聊か取止めのなくなって、テーマが絞れていない感はある―が、其れを新たな形に仕上げていく愉しみも、別にあるのである―
本日も執筆出来たことに感謝
惟神霊幸倍坐世
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