皇紀弐阡八百六拾参年八月九日
六時四拾五分起床。ヨガ。
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ヘンリー・ミラー《プレクサス》読了、続いて《ネクサス》を開いて、読み始める―因みに、《サクセス》が１９４９年、《プレクサス》１９５３年、《ネクサス》１９６０年である―《ネクサス》の続編を予定していたらしいが、未完で終っている―新潮社版の全集では年代からすれば、《ネクサス》がもっとも新しい作品で、長編ではほぼ晩年の遺作に近いと思われる―
ミラーを最初に読んだのは未だ弐拾代の頃である―何が切欠だったかは忘れた、吉行淳之介訳の短篇集だったかもしれない―さらに、何本かの映画をTVや映画館で観た記憶がある《北回帰線》《クリシーの静かな日ゝ》《南回帰線》だったはずである―《北回帰線》等は頗る気に入った作品だったと思うが、内容的にはどれがどれだったかは極めて曖昧になっている―《クリシー》は恐らく近所の映画館で、壱拾八禁ではなかったか―所謂ポルノ映画だと間違って入ってきた客が、映画の終る頃、舌打ちしていたのを思い出す―
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昨日まで涼しかったが、昨日の夜からムシムシと―已む無く止めていた冷房を入れて寝る―本日は参拾℃の予報、体感はさらに上である―南の方は颱風らしいが、果たして明日はどうか―予報では東京は連日、曇時ゝ雨、週明けは参拾℃を下回るが、其れまではナカナカ―今回も和装での帰省は厳しそうだ―
本日も読書出来たことに感謝
惟神霊幸倍坐世
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