由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

東京、参拾四℃、一月前の帰省のときは、いきなり参拾七℃の猛暑の洗礼を浴びたが、今回はオマケに雨模様、さらに湿度は高いだろふ―だから、だから、洋装と決めていたが、ふと気が変った

 皇紀弐阡八百六拾参年八月壱拾日

 七時起床。ヨガ。

 昨日、四日ぶりの飲酒、特に変化なし―朝方まで少し酒が残ったか、今日は果たして―

 此方の予報では、気温参拾壱℃、ナカナカにしつこい今夏である―東京、参拾四℃、一月前の帰省のときは、いきなり参拾七℃の猛暑の洗礼を浴びたが、今回はオマケに雨模様、さらに湿度は高いだろふ―だから、だから、洋装と決めていたが、ふと気が変った―

 きついのは地元に到着して、買物をしてからの自宅までの道のりである―急な坂を昇り降りしなければならない―滝のような汗だろふ―しかも、雨―

 いや、雨ならいっそタクシーで帰りゃあ問題ないではないか―なら、和装でも、と云ふコペルニクス的発想(?)の転換が、酔った頭に泛んできたのだ―

 と、今、ネットで一番当ると云ふ天気予報を再確認すると、気温参拾参℃、雨マークが消えている―ご利益あるねえ―感謝―

 もう一つ重要なのは、其の汗まみれになった着物が洗えると云ふ点である―そう、洗えるって、大事なのだ―真冬なら正絹の袷が暖かくて重宝するが、其れ以外、そして普段着は洗える方がいいに決っている―和服元年、当初、麻の着物なんてほんの一時期しか着ないだろふと思っていた―以前、小千谷縮の反物からの仕立て上り、弐拾七万を創業祭なので壱拾七万で如何、と勧められた―当時はとんでもない、夏の、其れも北国の短い夏には其処までの出費は有り得ない、と―が、今年が暑いせいもあるけれど、此方は此方で九月の下旬にもなれば、朝晩は暖房を入れる―東京などより、冬の間は暖かい―つまり、室内であれば、綿麻の着物はずっと着られるのだ―

 ゆうちゅうぶを観てたら、浴衣の着方を紹介している動画を発見―眼から鱗、ナルホド、知らなかった―動画の中では呉服屋のご主人が、

「此れは意外と着物を長く着ているヒトでも、やらかしてしまふ間違ひの一つです」

 と―さらに帯結びも、近頃は專ら片バサミにしていたが、此処では貝の口を紹介していて、其れまで観てきた動画の手順とは微妙に違っている、またしても鱗が―

 で、有松鳴海絞りを着た―おっと、お出かけの時間だ―

 本年も帰省出来ることに感謝

 惟神霊幸倍坐世

 最新作、配信開始👇