皇紀弐阡八百六拾参年参月弐拾七日
七時起床。ヨガ。
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《裸体の王国・薔薇のエクスタシス》Ⅰ、Ⅱの再ゝチェック終了―短い時間ながら、濃厚な此の壱拾日間だった―改めて、此の作品を思い起こして、感慨は流石に深い―紙の時代、つまり引退宣言直前のほぼ最後に当る作品に於いて、此れは集大成と云ふよりは、新たな領域への一歩だった―と云えなくもない―
内容も然り、其れ以上に此の文体は、こうしたジャンルの作品にかつて用いられたことはないのではないか―
主人公・魔童小次郎に対するヒロインは約10人―最後に登場するヒロインとの描写は、此の作品のエンディングを飾ると同時に、由紀かほるの一つの到達点を示している―と敢えて云ってしまおう―
《小説はペン先から生れる》(石川淳)
《小説とは新しいスタイルの発見である》(三島由紀夫)
其の言葉が改めて思い出される―
そんなモノは期待していない向きも多かろふ―が、此れが生きた作品と云ふものだ―
出版社も読者も、出来のよい作品を読めば、其の路線の踏襲を要望する―が、作品は恒にはみ出して行かなくては意味がない―其れが創作である以上は―
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数日前より、ボイラーの調子が妖しい―確認すると、不凍液が減ってしまっている―毎度の故障である―早速、代理店に電話―午後に来て貰ふことに―
待っているが、ナカナカ来ない―外は気温6℃、快晴―出掛けたいが、出掛けられない―隙を見て、近くの郵便ポストまでレターパックを出しに行ってすぐに戻る―
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タコスソースなるモノを貰ったので、タコスを造ろうと思いつつも、ちょいと味見をして、いや飯よりパンの方がイケそうだ―と云ふことで、試してみることにした―
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ボイラー屋さんが来た。五時前だ―明日、昼過ぎから取り掛ることに―待ち疲れたな―
風呂でも入ろふ―
本日も執筆出来たことに感謝。
惟神霊幸倍坐世
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