皇紀弐阡八百六拾弐年壱拾八月壱拾参日
七時起床。ヨガ。
玄米朝食。
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颱風接近なれど、青空が覘く。此れから雨模様、明日はどふであろふか―
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名古屋にあるさる呉服屋さんの動画を、時間のあるときにチラチラと観ている、参考になる―先日、浴衣の着方で眼から鱗のあの呉服屋さんである―三代目の旦那の喋りもナカナカによい―昨日は男の着物の買い方ってのを観た―既に七年前の動画である―此方も参考になる―
着物のアンサンブルでは、長着と羽織の素材は同じものが良いと、若旦那は云ふのである。
曰く、
「洋服で云ふと、譬えばジーンズを履いたら、スーツのジャケットは着ませんよね」
と、参回ほど繰り返し、
えゝっ?そうか?今はそう云ふ風になったのか?―かつて参拾代、四拾代の頃、テーラード・ジャケットにジーンズが、此方の定番だった―其の源泉はセルジュ・ゲンズブールだったのだが―
そして、ジーンズにジージャンはダサダサ・ファッションの最右翼だったのであるが―ジージャンを羽織るときは、逆にボトムはフォーマルに近いモノを選んだし、バイクに乗っていた頃は、せめて黒のジーンズを選んだものだった―或いは、ジージャンの上にレザーのブルゾン等を重ね着したり、とか―
以前、保守運動に関わっていた頃、ヒダリ系のデモの中に必ず見掛けたのが、ジーンズにジージャン姿の白髪のオッサンたちであった―
此れはセンスと趣味の問題であろふから、彼の意見を此処で論うつもりはない―和服ビギナーが其の世界のオーソリティにモノ申すつもりもない―唯、此方のセンスとは諒かに違ふのだ―
長い動画の中では、フォーマルなモノからカジュアルな和服まで、其の反物などを紹介していく―ナルホドとは思いつつ、しかし、一歩退いて見ると、いやいや、いくら何でも其の柄モノの反物はやり過ぎだろふ、と思ったりもするのであった―其の裡では、
「だって、ジージャンにジーンズがカッコいいと云ふ若旦那のセンスだもんなあ」
と独り言ち―
壱拾月、お伊勢参りの後、名古屋に一泊するのが定番となっている―今年は頑張って、此の呉服屋さんまで脚を伸ばしてみようかと思っていたが、ちょっと悩む―何しろ、ジーンズにジージャンだからなあ、と―
因みに、今年何度か購入した某京都の店では、長着と羽織の色、素材を変えて愉しむのも一興、と云っていたのだが―
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ヘンリー・ミラー《クリシーの静かな日ゝ》以前も書いた通り、映画館で此の作品を観た―モノクロだった―裸ばかりが出て来た印象だが、其れを除いても、何の感興も唆られなかったと記憶している―そして、出てくる女優が揃いも揃って、ガッカリだった―ま、そう云ふ映画ではないから、と云ってしまえばそうだが、だったら何を見せようとしたのか―唯、時間と金の無駄遣いと云ったら、云い過ぎだろふか―今、観たら、どうであろふ―序に云ふなら、原作も特に眼を瞠るものではなかった―
と云いつつ、あっと云ふ間に読了―其処で、主人公が肚ぺこになり、已む無く自宅の残飯を漁って、ついにはパンの耳で自分の尻を拭き、其れを食べるシーンに遭遇―あ、此の場面は未だ覚えている―咲ったのも思い出した―てっきり、《北回帰線》のワンシーンと思っていた―
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別名義の作品にさらに加筆―
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予報では午後からずっと雨だったが、一転、青空が眩しい―扨、明日は―
本年も執筆出来たことに感謝
惟神霊幸倍坐世
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