皇紀弐阡八百六拾参年参月弐拾壱日
七時半起床。ヨガ。
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《裸体の王国・薔薇のエクスタシス》全体の半分までアップデートを終える―すいすいと進んだのは、此の頃の文章が今の感覚とマッチしているからだろうか―
紙の時代の末期の作品―暗中模索は恒ではあるが、此処では諒かに一歩踏み出している―其れが万人に、いや、此れまでの読者にも享け入れられる訳では、勿論ない―そんなことは覚悟の上だったのだろう―
再読しながら、
「へえ」「ほう」「ふゝん」「はゝあ」等と独りごちる―此の文体は誰かの影響だろうか―当時の連載したスナイパーは読書欄では、徹底的に罵詈雑言を載せていた―直接、編集部の人間と逢っても、そんなことはおくびにも出さないのに―此の作品の中身、また文体はそう云ふ彼らに対するカウンターだったのかもしれない―
マンディアルグかバタイユか、塚本邦夫か、はたまたブルトンか―絵画で云ふなら、マグリットか初期の横尾忠則か―
自ら再読して、面白い―と思ふ作品は決して多くはないが、其の数少ない一作と云ってしまおう―元ゝ、ごく限られた読者しか相手にしないジャンルの作品を書いてきたが、此れはさらに其の読者を篩に掛ける一作である―
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買物。混んでんなーと思ったら、祝日だった―
暖かい―猫の自動トイレを設置―使えるのかどうか―喉が渇いたってんで、イネディットを明るいうちから、軽く頂く。
今夜は、鰯フライとヒレカツで―
本日も執筆出来たことに感謝。
惟神霊幸倍坐世