由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

格式張った集が大嫌ひ―袴は必須と宣っている奴等がもっと嫌ひだ―キモノ警察が顕れたら、徹底的に云い返してやろふ―キモノ文化のゾンビ野郎め、と―

 皇紀弐阡八百六拾参年六月日

 六時半起床。ヨガ。

《女医・美畜病棟》《婚礼シリーズ》の一巻《マーシャの婚礼》二回眼の再チェックとリライトを終了―結末に就いては未定―

 近づく結婚式出席に備え、今日も動画を見ながら、袴の履き方を練習―何とか着付け出来たものの、気になるのは、袴自体のコンディションである―折り目が裾の辺りでヨレかけているのは、絽のせいかどうか―一応、アイロンでプレスしてみようと思いつつ、袴姿が今ひとつ気に入らない―いや、袴と云うアイテムがデザインとして、スタイルとして好きではないのだ、と気づく―

 袴ナシでの列席は許されるのか―ネットで念の為調べてみる―大体、應えは判っているが、案の定、罵倒の嵐である―読んでいて、段ゝ、気持ちが萎える―礼を失するのは本意ではない―とは云え、一体こんなドレスコードを何時誰が考案したのか―勿論、日本の長い歴史の中で培われたものだろふとは理解するが、其れでも洋服がそうであるように、和服だってアップデートされていくものだ―そう、某呉服屋の主も云っていた―

 もし、袴がアイロンで復元出来ない場合は、もう黒系のスーツにしようと気持ちが傾く―当初はこの日のための和装だったが、此の半年で、今や其れが日常の普段着となったのであるから、ハレノヒに着なくても、さして無念には感じない―

 と、さらにネットで検索すると、若い質問者に應える、夫婦で和装を愉しむ女性の方の回答が眼に留る―長いので、要約すると、基本は紋付袴が宜しいのだが、其れも場合によっては拘る必要はない―目上の人の冠婚葬祭となれば、袴は着用すべきだが、そうでない場合、特に親しい間柄の場合などは、絶対に着けなくてはならないとは限らない―事実、自分たちも最近は袴を着けない場合がほとんどとなった―一つには、主人が紋付袴でいると、主賓と間違われる、一つには最近は目上ではなく、目下の人たちが多くなったためである―

 我が意を得たり―元ゝ、結婚式にジーンズでもいいじゃねえか、と云ふ感性の人間である、勿論、新郎でもだ―抑、何で結婚式なんかやるんだ、他人の迷惑考えろ、と云ふ思想の人間である―格式張った集が大嫌ひ―袴は必須と宣っている奴等がもっと嫌ひだ―

 キモノ警察が顕れたら、徹底的に云い返してやろふ―キモノ文化のゾンビ野郎め、と―

 本日も執筆出来たことに感謝

 惟神霊幸倍坐世

 配信開始・最新作👇