由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

初出が1997年、青樹社で、2003年に廣済堂文庫から加筆修正して再販(但し、文庫には短篇は一作のみ)―由紀かほるとしては、数少ない文庫本である

 皇紀弐阡八百六拾弐年壱拾壱拾壱月六日

 六時弐拾起床。ヨガ。

 酵素米朝食。

《白衣の堕天使》文書の乱れ等を直して、一回目の手直しを終了―本作も、タイトル作の他に短篇が四作併載されている―初出が1997年、青樹社で、2003年に廣済堂文庫から加筆修正して再販(但し、文庫には短篇は一作のみ)―由紀かほるとしては、数少ない文庫本である―経緯については、良く覚えていない―

 内容だが、タイトル作は過去にも似たようなシュチエーションの作品があった―特に目新しくはない―前半、ヒロインの学生時代の忌まわしい事件が描かれ、五年後、ナースとなり、其の過去に翻弄される、と云ふパターン―残念なのは、前半の山小屋での濡場が、やや予定調和に終始している点だろふ―原因はヒロインのキャラの掘下げの甘さのせいだと思われる―寧ろ、後半の方がヒール役も含めて、其の背景となる人生が簡潔に描かれていて、出来がよい―

 結末を覚えていなかったが、再読の途中で大凡、予想が着いた―が、其の予想は美事に外れた―其の意味でも、物語としての面白さは備わってはいるのである―にも拘らず、今までリライトの候補作に挙がりながら手を着けずにいたのは、矢張り前半の雑な濡場のせいだろふ―

 併載した短篇は、《小説クラブ・ロマン》からの依頼で書いたものである―当時は、特に意識はしなかったが、今読むと、夫ゝ、味があって悪くない―恐らく、由紀かほるとしては、今後、書く機会はほとんどないだろふ短篇である―

 扨、年内最後の作品として、リライトするかどうか、尚、思案中である―

 パソコンがクリーニング後もフリーズ気味―矢張り、CpUのグリースを塗り直さなかったせいだろふ―と云ふ訳で、先ほど塗り直した―

 お伊勢参りのことを残しておこうと思っていて、ナカナカ書けない―長文になるだろふ―時間がないので、毎日少しずつ書き残すことにした―明日から書こふと思っているが―

 本日も執筆出来たことに感謝

 惟神霊幸倍坐世