此処数日、精確には四日、ノンアルコホール生活が続く中、毎日、林檎と人参のジュースを飲んでいる―いきなり、体調が良くなったとは云わないが、飲まない方が、そりゃ、睡眠中の身体にはずっといいに決っている

　皇紀弐阡八百六拾弐年壱拾壱月壱拾壱日

　六時半起床。ヨガ。

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　窓を開けると、白い世界が廣がっていた―毎年恒例の、とうとう来たな、と云ふこの景色―空は晴間が覘いているので、然程昏くは感じない、寧ろ、ちょっと綺麗な感じだった―が、暫くすると、俄に曇り、吹雪が舞ふ―

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　五月から毎週土曜日に開催されていた、近隣農家さんの野菜市、今日が最終日―覘いて見たら、僅か三家のみ―其れでも、里芋、ピーマン、ロメインレタス等を購入―次は来年の五月か―

　隔週の配達で、人参が葉っぱつきで大量に届く―此処数日、精確には四日、ノンアルコホール生活が続く中、毎日、林檎と人参のジュースを飲んでいる―いきなり、体調が良くなったとは云わないが、飲まない方が、そりゃ、睡眠中の身体にはずっといいに決っている―其の分、翌日は疲労が残っていないのが確かに実感出来る―

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　午後になって雪が止み、青空が覘く―其の隙きを狙って、トンビコートを羽織って買い物へ―

　別名義の書きかけの作品を執筆―

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　お伊勢参り備忘録２

　月夜見宮を参拝後、何時ものようにご寄進をしようと思ったら、社務所が壱拾弐時半まで出掛けて不在と貼紙が―昨年と同様に、すぐ近くの須原大社へ参拝―戻って、ご寄進しようとすると、初めてみる宮司さんはご寄進と云ふ云い方はしない、とか何とかデカイマスク越しにゴニョゴニョと―こう云ふ場合は・・・と云われたので、携帯にメモしたが、調べて見たら、保存されていなかった―ま、此方は何でもいいのであって、此方の気持ちを顕したいだけなのだ―毎年二回、ご寄進したのは何だったのかと思いつつ、来年は別の人に入れ替っているのではないかと―

　伊勢市駅に戻って、千歳からやって来る女子二人を待つことに―昨年は、待ち時間にビールを飲んだが、今回は自粛―今年は昨年にも増して気温は高い―参拝客と思しき人たちが、駅前のバス停から内宮行きのバスに乗り込むのを、ボンヤリと眺める―と云ふことは、外宮には参拝しないのだろふか―

　やがて電車の到着時刻が近づいたので、ＪＲ側から近鉄側へ移動―昨年とメンバーが独り入れ替っている―四人で再びホテルへ荷物を預けに―此方は月夜見宮で頂いた御神酒等を預け、いざ外宮へ―久しぶりに、正面の入口から参拝―気持ちがさらに浄化されていく―

　続いて、タクシーで内宮へ―昨年のウンチャンは、ノーマスクの此方を見て、運転席の窓を開け、頻りに窓の外に向って咳払いを繰り返す不届きモノだったが、今年は実に穏やかな運転手―明日の伊雑宮の噺をすると、他にも素晴らしいスポットがあると、古事記の噺を交えて薀蓄を、流れるような喋りで披露してくれた―いい感じで、降りる際に礼を述べると、かすかに笑顔を見せていた―

　快晴の中、内宮を参拝していく―滝祭神、風日祈宮、続いて昨年同様、御祈祷をお願いして、天照大神に参拝、最後に子安神社、大山祇神社を参拝―五十鈴川の畔を歩いて、猿田彦神社へ―昨年は其処から月読宮まで歩いたが、今年はタクシーにしようと、前もって決めていた―が、客待ちのタクシーがいない―と思っていたら、正面入口の道路を一台のタクシーが通り掛り、一番若い女子が手を挙げる―通り過ぎたタクシー、交差点でＵターンしてきてくれた―

　月読宮へ行く最中、助手席に坐った一番若い女子が、明日の旅程を告げて、彼是と訊ねた―今年は二日目はレンタカーで伊雑宮へ行く予定にしていて、彼女が運転手である―此の運転手さんもナカナカ親切だった―伊雑宮へ行くには二つの行き方があるらしい―

　当初、月読神社からは五十鈴川駅から電車でホテルへ戻るつもりでいたのだが、

「何なら、待ってますよ」

　と云われ、お願ひすることに―

　ホテルに到着したのが、午後五時過ぎ―昨年寄った某スペイン料理の店に予約を入れてある―前回、徒歩でかなり歩いた―参拝後はナカナカに脚腰にキテいる、明日もまた続くのだ―と云ふことで、タクシーを呼んで向った、此の運転手さんもまた親切な人だった―近くても、遠慮せずに呼んで下さいと―

　一年ぶりのバルである―今回、参拝は五月と同じグレーの夏紬、夜は紺色の大島紬の単衣である―まずはスペインビールで乾杯―今回はパエリアのコースである―店主の薀蓄がある意味、此の店のウリと云ってもいいかもしれない―実際に、今年も此処へ来たのは、其れだけのインパクトがあったからである―メンバーは並の店では満足しない舌と感性の持主であるから―　　　　　此の項続く―

　本日も執筆出来たことに感謝

　惟神霊幸倍坐世