由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

譬えば結城紬―重要無形文化財であり、当然高価なのだが、人間国宝の織った物となれば、更にプレミアが付く―では、其の人の工賃はと云ふと、時給にして800円、900円程度だったらしい

    皇紀弐阡八百六拾参年弐月日

 七時四拾起床。ヨガ。

 酵素米朝食。

 別名義新作。ようやく脱稿。時間を置いて、手を入れるだろふ。

 天気良し。着物で出掛ける。買物をして戻る。昨日より気温が低い。壱拾℃位か―今日はガーメンツのケープを羽織って丁度良い感じ。明日、明後日はかなり気温が上るらしいが―此の感じなら、仕事場の方ではゴールデン・ウィーク辺りまで、此の米沢紬が活躍してくれそうだ。

 次は四月に帰省するが、其の場合には袷ではちょっと暑いかもしれない―と云ふことで、彼是と探しているが、以前も書いた通り、サイズの合う物は極端に少ない―まるで、わざと外してるのではないか―と思ふほどに―

 昭和の不要になった品物を安く叩いて、大量に仕入れたのだろう―と云ふことが、よく判るサイズ感である。偶に身丈が合う物があっても、ほぼすべて裄丈が足らない―

 確かに、街を歩いていて、此方より一回り以上の年長者は、皆、小柄であることに、改めて気づくようになった―

 其れでも、品物の質を鑑みれば、割安であることには違ひない―ある和服屋さんのブログを読んでいたら、其の辺りの事情がチラリと書いてあった。

 曰く―譬えば結城紬重要無形文化財であり、当然高価なのだが、人間国宝の織った物となれば、更にプレミアが付く―では、其の人の工賃はと云ふと、時給にして800円、900円程度だったらしい―なのに、何故あれほどの高値で売られていたのか―当然、店側が価格を上乗せするからである―其れによって、大層オイシイ商売をしていた―と云ふのであった―真実は知らない―が、あり得るだろうなあ、とは思ふ―

 今は時代が変った。需要と供給のバランスも変った。ネットで売買が出来る時代になった―其の意味ではかなり健全な流通形態になり、価格も手頃になったのではないか―と想像する。実態は知らないけれど―

 其の意味では、此方も随分と其の恩恵に与っているのかもしれない―

 扨、そろそろ冷蔵庫の野菜を片付けなければならない―だから、珍しく夜でも天ざるを頂く―

 本日も執筆出来たことに感謝。

 惟神霊幸倍坐世

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