由紀かほる「憂国記」

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マスク解禁からひと月近いのに、ゾンビはまだ八割以上か―花粉症もいるだろうけれど、せいぜい弐割程度ではないか―此れは日本の民度の低下を、実に判りやすく見せつけてくれた事例ではないのか

    皇紀弐阡八百六拾参年四月六日

 七時起床。ヨガ。

 酵素米朝食。

 雨の予報が辛うじて、曇り空―此れならと、勇んで御召のアンサンブルで出掛けるも、雨がポツポツと―すぐに引き返し、折畳傘を差して駅へ―千歳も何やら伽藍としている印象―順調に羽田到着―飛行機を降りて、通路を歩くなり、気温の違ひを体感―すぐにトイレで、羽織やアンダーウエアを脱ぐ―バスに―

 此の時期、風が勁い―勁いと長着の裾がヒラヒラと―此れも初めてだが、気温二〇℃超えの外を歩くのも初めてだ―あゝ、アンサンブル、其れも正絹の袷の着物は此れからは厳しいんだなと実感―先日の呉服屋のお勧めのように此れからは麻、綿の方が活躍するのだろふ―尤も、北の国では弐ヶ月ばかりズレるけれど―其れでも、此の春から初夏に掛けての季節、そう云う着流しで歩きたいと―そんなことに、季節が教えてくれた日―

 家の近くに美事な八重桜が咲いていた―昨年も此の時期の帰省で、桜を観たのを思い出す―

 もうマスク解禁からひと月近いのに、ゾンビはまだ八割以上か―花粉症もいるだろうけれど、せいぜい弐割程度ではないか―其の八割の中でも、弐割以上は鼻出し、顎マスクである―

 此れは日本の民度の低下を、実に判りやすく見せつけてくれた事例ではないのか―

 本日も帰省出来たことに感謝

 惟神霊幸倍坐世

   配信開始。最新作です。

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