由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

本来なら戦後のGHQによる《ウォーギルト・インフォメーション・プログラム》に対して、批判し、糾弾し、維新を目指す思想の持主たちこそが、率先して洋服を捨て、着物に回帰すべきではないか

 皇紀弐阡八百六拾参年四月日

 七時半起床。ヨガ。

 酵素米朝食。

 次の次の、そして次の配信に向けての準備を続ける―

 さる呉服屋さんのブログをツラツラと読んでいる―長い長い、大変長い文章なので、一度に沢山は読めないのだが―現場での生の声は矢張り参考になる―当たり前の噺ではあるが、着物業界は縮小が続いているらしい―そりゃ、そうだろふ―街を歩いていても、着物姿はほぼ皆無―二年前のコロナ茶番の際、ノーマスクも珍しかったが、其れ以上に希少なのが着物姿の、特に男子であった―

 隆盛は昭和30年代から40年代だったらしいが、市場は其の時代の半分以下に落ち込んでいるらしい、いや、もっとだったかな―

 其の理由をご主人が分析していて、ははあ、ナルホド等と納得したが、他にも理由はあるのでは、と―

 昭和40年頃の白黒のニュース映像を見ると、休日のリーマンたちが家庭サービスと称して、遊園地で愉しむ家族の姿が出てくる―子供を連れ、カミさんと一緒にボートを漕いだり、乗り物に乗ったり―其の際のお父さんたちの衣服であるが、ほぼ全員がスーツにネクタイ姿なのだ―そう、当時日本人のオトコどもは、休みの日でもそう云ふ恰好をして、外出していたのである―其れしかなかったから―

 所謂、カジュアル・ウエアと云ふ概念が入ってきたのは、昭和40年代半ば、1970年頃ではないか―確か、テレビのCMでも、そんな言葉が流れていたのを覚えている―休みの日は、其れに相応しいファッションで過ごす―それまでの日本にはなかった風習だった―

 同時に、英米でブームになったロックとヒッピー・ブームによって、オトコどもは髪を伸ばし、ジーンズを履き始めた―

 此の時代の流れとブームが、着物の衰退の要因と関連している、と考えるのは牽強付会に過ぎるだろふか―

 斯く云ふ此方も30代、40代は専らジャケットにジーンズだったが―

 今、リサイクルやネットの発達等によって、少しずつ着物の需要が回復し始めている―とも聴く―事実は知らない―主に女子の間ではそうなのかもしれない―今後、どうなるかも想像はつかない―

 今、此処で思想を絡めるつもりはないが、本来なら戦後のGHQによる《ウォーギルト・インフォメーション・プログラム》に対して、批判し、糾弾し、維新を目指す思想の持主たちこそが、率先して洋服を捨て、着物に回帰すべきではないか―等と独り語ちてみる―

 本日も執筆出来たことに感謝。

 惟神霊幸倍坐世

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