由紀かほる「憂国記」

日記もどき 最新作の情報等ゝ

例のテロのことが脳裡を過る―実に不愉快である―あの小僧のツラもそうだ―半年前のアレもそうだ―あのテロを擁護した連中もそうだ―

 皇紀弐阡八百六拾参年四月日

 七時起床。ヨガ。

 酵素米朝食。

《美人デザイナー 麗女狩り》一回目のチェック終了―途中まで読んでも、結末までほとんど思い出せずにいた―此の時期になると、文章が短くなっている―今、配信中の《ブラック・コック・オンリー・ワン》(オリジナル版・ブロンド奴隷)とは対象的である―ほぼ一〇年の歳月の、此れは一つの成果なのだろふ―

 内容的にはお馴染みのシーンが頻出してくるが、其れでも予定調和には感じられないのは、其れなりに気合が入っていたせいだろふか―ヒロイン、ヒール役のキャラクタアを掘り下げていけば、今でも十分に鑑賞に耐えるレベルにアップデート出来るのではないか―

 朝から雨模様―出掛けるなと云われているかのよう―

 昨夜から朝方まで、例のテロのことが脳裡を過る―実に不愉快である―あの小僧のツラもそうだ―半年前のアレもそうだ―あのテロを擁護した連中もそうだ―以前から、ツラをみるだけで不愉快だったが、其の印象は正しかった訳だ―

 今回の場合はまた違う不快感が残る―テロはどんな理由があっても擁護しない、容認できない―と皆が云ふ―当たり前だが、其のことと、テロが存在することは別の噺なのだ―

 キタから毎度跳んでくる飛翔体―遺憾である、断じて容認出来ないと云ふ―出来なくても跳んでくる―だから、どうするのかは決して語られず―

 人間は感情の動物だ―残念ながら―其処では論理より、現実より、其のときの感情が優先される―そう云ふ場合は、結果は大抵宜しくないものだ―

 人間は感情だけではなく、思想によってもテロリストになり得るし、其れを利用する輩がいることにも、いい加減、気づいたらどうか―パール・ハーバー9・11

 昼過ぎに、六月に結婚する義理の姪っ子の両親が貌を出す―花嫁の父の張り切りようが微笑ましいが、車で一時間掛かる教会での式なのに、開始が午前九時―其れだけでも傍迷惑と云いたいが、親族の貌合せが、さらに一時間前の八時とは―聴いてなかったな、そんな噺は―

 前日に近くのホテルに泊れば―と云われたが、断った―

 行き帰りのタクシー代を出すから、是非、ランチのときはお酒を飲んで祝って欲しい、とも云われたが―飲まなくても祝福は出来るだろふし―

 総て、嫁になる娘の、あの教会で式を挙げたいと云ふ希望でこうなったらしい―ま、付合うが、其れ以外の処は此方で決めさせて貰おうか―

 何れ此の仮を返すときが来ないことを、心から願ふ―

 本日も執筆出来たことに感謝

 惟神霊幸倍坐世