由紀かほる「憂国記」

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Fight Against Shedding 散歩途中に観光客らしきヤカラと何人も遭遇。ワケーのもオッサンオバサンたちも、皆マスクマスク、マスク― その恰好観るだけで、気分が悪くなる。自分だけ不健康になって、倒れるのは勝手だが、人を巻き込むな

 皇紀弐阡八百六拾弐年六月弐拾七日

 六時四拾五分起床。ヨガもどき。

 酵素玄米。蜆生姜味噌汁。藁納豆。長芋。大根おろしちりめん。大根菜炒め。

 Fight Against Shedding

 昨日の昼に痒みが続く。夜、イベルメクチンを飲むかどうか躊躇う。前日は飲んで、スッキリと寝られたが。結局其のままで寝て、無事に朝目覚める。

 朝食時に痒み。胸、腕。我慢出来ずにアチアチのシャワー。ナカナカの強烈な痒みだった。其れが午前中、彼方此方に出る。イベルメクチンを飲んで対処。やや収まる。

《おんなキャビンクルー【魔婬】Fourth Stage》執筆。

 午後になっても、若干の痒みが出る。

 実際は睡眠が取れていなかったのか、二時過ぎに縁側でウトウト。晩飯の用意をして、すぐに入浴。ドクダミオイル。ワセリンを塗る。

 天気予報が外れ、快晴。気持ちのよい中、ブラブラする。

 散歩途中に観光客らしきヤカラと何人も遭遇。ワケーのもオッサンオバサンたちも、皆マスクマスク、マスク―

 その恰好観るだけで、気分が悪くなる。辞めた方がいいと思うぞ。

 わりーことは云わねえから、外せ。何時までも雑巾貌に貼付けて、毒吸い込むな。自分だけ不健康になって、倒れるのは勝手だが、人を巻き込むな。

 イマドキマスクしてるっつうこたあ、たっぷりとショット済だろう。寄るな、歩くな、息するな―

 帰り際、庭の脇で知らぬ叔母様が雑草等を狩っている。此方の庭には、ちらほらと新たにドクダミソウが生えている。小さい白い花が咲いて、ちょうどいい収穫時である。其れをポツポツと取っていたら、叔母様に、

「其のドクダミソウ。どうするんですか」

 と聴かれたので、

ドクダミ茶にします。後はオイルとか」

「えっ、それ苦くはないんですか」

「苦いです。だからクマザサと一緒に煮出すんです」

「何に効くんですか」

デトックスです。薬草ですから、腸の機能にもいいらしいっすよ」

 等と遣取り。

 家のキッチンの流しで、根っこを切って水洗い。おうし、今日は手羽中の唐揚げだから、序にコイツも天麩羅にしてみるか―前回は青臭くて無理だったが、この花が咲いた直後の柔らかいところなら、イケる―かも。

 こんな日は陽があるうちからビールだろう。風呂上りだし。散歩の後の一杯は気分も癒えるだろうし。 

 久しぶりの生のドクダミソウ。此の匂いだけで、身体が浄化されていく―かなあ。 

 本日も執筆出来たことに感謝。

 惟神霊幸倍坐世