由紀かほる「憂国記」

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間もなく6回目のショットが開始されるらしい―未だ打つ輩がいるらしい―何、5回でもピンピンしてるよ―と云う輩がいる―当たり前だ―ショットして全員即死では不味かろう―全員副作用で寝たきりでは不味かろう―勿論、製薬会社とバックの連中に取ってである

 皇紀弐阡八百六拾参年五月参日

 八時起床。ヨガ。

 酵素米朝食。

《美人デザイナー・麗女狩り》アップデート、後半に差し掛かる―此の時点で、ヒール役の二人のキャラクタアをより明確に掘り下げている―

 昨日、月イチのお出掛けの日―帰りに、札幌の某百貨店をウロウロ―和服用の帽子はないかと、紳士服売場を覘いてみる―今ひとつ―値段ばかりよくて、どうもデザインが―そんな処に、夏用の涼し気なソフト帽タイプのモノを発見―鏡に映して見る―案外にいい―女性の店員さんに訊ねたら、そこはゴルフウエア用のコーナーだと知る―何でも、水に漬けてから振って被ると、夏のラウンド等では大層、涼しいとか―ま、ゴルフはしないが、此の形は妙に昨日の御召と羽織にマッチしている―他に被ってる者もいないだろうと、購入―

 其のまま被って、さらにウロツク―呉服屋を見かけたり―食器コーナーを覘いたり―

 恐らくは百貨店の方針なのだろう、店員たちは皆、マスクゾンビ―客もほぼ9割はゾンビ仲間―途中で、黒いミリタリー系の上下を着た、お洒落だが、どでかいマスクをしたオトコと遭遇―すれ違ったら、おんなだった―

 朝、目的地へ行く途中で通りかかった小学校のグラウンド、低学年の生徒たちが走り回っていた―まさかと思ったら、マスク姿だった―何故か教師はノーマスク―

 着けようが着けまいが、今は個人の自由―と云う建前である―だから、お好きにどうぞ―と云いたいが、そうも云ってられない情勢である―

 元ゝ、世間の端っこにぶら下がって生きてきた人間であるから、文句は云えない―云えないが、其の世間ってものが崩壊するとなれば、矢張り気分は宜しくないのだ―

 特に之からの人たちに取っては頗る大事だろう―

 間もなく6回目のショットが開始されるらしい―未だ打つ輩がいるらしい―何、5回でもピンピンしてるよ―と云う輩がいる―当たり前だ―ショットして全員即死では不味かろう―全員副作用で寝たきりでは不味かろう―勿論、製薬会社とバックの連中に取ってである―

 効果は遅いほどよい―早くて半年から一年。出来れば数年後が尚よい―其のときなら、誰もメッセンジャーのせいだとは思わないだろふから―

 と云ふ訳で、ぶら下がる世間が消滅するか、此方が先にオサラバするか―今や大変な問題なのである―

 本日も執筆出来たことに感謝。

 惟神霊幸倍坐世

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